CZ−5000 YAMAHAのDX−7が全盛の時にCASIOが満を持して発売したデジタルシンセサイザー。
デジタルではあるが、アナログのような音づくりが出来ることが最大の特徴であった。PD(フェイズディストーション音源)は、当時のデジタルシンセが苦手だったストリングスや、アナログシンセが苦手な無機的な音も出すことが出来た。またFM音源に比べると直感的に音が創れるという利点もあった。
さらにCZ−5000はマルチティンバー(8パートモノフォニック)にも対応し、シーケンサーも内蔵されていたため、今でいうDTMのようなことも可能だった。
当時このシンセを使用していたミュージシャンは結構多いと思う。私が知っているのは難波弘之さんと信田かずおさん(当時のさだまさしコンサートのキーボード担当)だけだが...あ、冨田勲さんも使っていたはず。ってあの人の場合はコスモシステム(だっけ?)という専用システムのコントロール用だろうけど...
この後CZ−1→FZ−1と発表したCASIOであるが、現在はこのクラスのシンセサイザーの発表はないようである。←嘘でした。いまでも開発販売されているようです。でもあんまし聞かないような気もする...
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