上海・北京(出張)
2006年2月13〜15日

4年ぶりとなる海外旅行はまたもや出張となりました。今回は「上海・
北京二泊三日の旅と、かなりタイトなスケジュールです。当然のことと
はいえ、出張ですから仕事優先となります。だもんで観光の要素を入れ
ることは、ほとんど不可能な日程となっております。

<第一日>
予定のフライトはNH155便 KIX10:00発上海浦東国際空港
行きです。前回関空より出発した際は、京都駅からはるかに乗車しまし
たが、最近朝3便だけ山科駅にも停車するようになったので「山科から
特急に乗る」というのを経験したいというだけの理由で、山科からはる
か3号にて乗車しました。
平日、しかも月曜日ということもあり、セキュリティゲートを入ってし
まうと閑散としていました。出発までの時間を利用して、有料ラウンジ
にてメールチェック(社員証がゴールドカードなんで、利用できるんで
す)とコーヒータイム。ほぼ満席の767−300は、定刻を少し遅れ
てTake-Offしました。
上海までは2時間30分と短距離フライトとなるため、水平飛行に移行
するのと同時に食事。選択の余地はまったくなく「ハンバーグとドリア」
が配膳されました。昔に比べると、かなり熱く温めてあるので、思った
よりかはおいしくいただけましたが、やはり「エサ」という感じがして
しまいます。

上海浦東国際空港へは、定刻通り到着。中国特有の厳しい入国検査(パ
スポートの内容チェックに時間がかる)を受けた後、到着ゲートへ。出
迎えの人が幾重にも重なる通路を抜け(日本企業がすごく目立った)空
港内銀行で人民元へ両替。なんというかすごく中国的で、無茶苦茶時間
がかかります。他国に比べると、係員の動きがすごくゆっくりで、なお
かつチェックが厳しいためでしょうか。

上海市内への移動手段には、バス、タクシーと上海磁浮列車(リニアモ
ーターカー)があります。料金的にはバス<上海磁浮列車<タクシーで
しょうか? でも2人以上となると、タクシーのほうが安くなりますし
直接目的地へ到着できるという利便性もあり、ビジネスマンは大半がタ
クシーを利用しているようです。
が、やはり鉄道好きの私としてはどうせなら上海磁浮列車に乗ってみた
い。幸いにも同行した上司も「リニアで行こう」といってくれたので、
これ幸いと試乗してみました。

到着ロビーは1Fにありますので、そこから階段を上がり2Fへ。長い
連絡通路をひたすら歩くと(あまり人通りがないので、少々不安になっ
てきます。さらに改札口も閑散としており地元客にはあまり利用されて
いないことがよくわかります。料金は片道50元。VIP席(いわゆる一
等だと100元)。空港にあるような、X線検査機に荷物を通してから

改札をくぐります。座席は片側3列で通路を挟み6列シートと、広軌よ
りも広くなっています。浦東国際空港と
龍陽路駅までの約30kmを最高速度
430kmで約8分で結びます。座席はかなり立派なもので、車内もすごく
きれい。貫通路も広く、見た目はいいのですが、若干揺れが気になりま
す。ちょうど離陸直前の飛行機のような感じでしょうか?

龍陽路駅では地下鉄2号線に接続しており、市内へ入っていくことが
可能となっています。

ここからは仕事になりますので割愛します。

<二日目>
この日は朝に上海から北京に移動し、関連会社を訪問しております。
従い、空港−オフィス−ホテルの移動となり、天安門すら見ることがで
きていません。そのため、北京のイメージは「埃っぽい、車が多い、乾
燥している」というものしかありません。
注意しないと行けないのは、北京(上海も)では、ほぼすべての交差点
で「右折可能」となっています。しかも「車優先」です。なので、横断
歩道を信号に従って渡っていても、車が突っ込んできますので、前後左
右に気を配りましょう。私も何度か轢かれそうになりました。

<最終日>
この日は北京国際空港から、MH160便にてKIXへ戻るだけです。
従いまた観光の要素は一切なし。特筆点としては「誰も並ばない」とい
うこと。なぜかチェックインカウンターより手前に税関があるのですが
誰一人として並ぼうとしません。四方八方から押し寄せてきますので、
遠慮しているといつまでも先に進めません。また出国審査は異常に時間
がかかります。一人あたり平均1分以上でしょうか? 列が遅々として
進みません。時間に余裕を持って空港に行かれることをオススメします。


今回は、出張でかつ二泊三日と非常に短い時間だったため、上海の夜景
も北京天安門も見ることが出来ませんでした。正直「外国へ行った」と
いう感覚がありません。近いうちに再度出張することになりそうなので
そのときは、せめて天安門くらい見て帰りたいものです。

(by たぬちゃん)
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