たぬちゃん 香港旅行その2

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<1日目>

まさか2年連続で香港にいくとは思っていなかったのだが、ひょんなことから実現してしまった。って例によって宴会の席でいいかげんに決まっただけのことなんだけど...
今回は前回一緒にいったMに加えて、オーストラリアの時に涙をのんだYも同行することとなった。

昨年は伊丹出発だったのだが、この年の9月6日に関西空港が誕生していたため、今回は関空発のツアーとなっていた。簡単にいくのならば「はるか」を予約しておけばいいのであるが、今回のツアーを仕切っていたYの提案で普通乗り継ぎで関空に向かうこととなった。こういう変わったことするからおかしなことになってしまうんだけど...

出発当日、前日にYから指定された京都駅始発の普通に乗ったところ、Yの姿がなかった。確か「この電車に乗らないと絶対間に合わない」と言ってたはずなのに?
もう一人のMが高槻から乗車することになっていたので、先に高槻に行っているのだろうと、あまり深く考えていなかったのだが、その高槻についてもYはおろかMも現れない?

最初の乗換となる新大阪で、自宅に電話をしようとしたのだが、出発までまだ5分ほどあるはずの、列車の扉が閉まるというアクシデントがあり(車掌が出発時間を間違えたようだ)電話を断念。
とりあえず関空まで向かうことにした。

関空に着いてすぐ旅行会社のカウンターで他の2人が来ていないか確認したのだが、まだだという返答であった(後からMが先に来ていたことが判明した)

仕方がないので自宅に電話したところ「Mから電話があってロビーで待っている」とのこと。ふーん。ところでロビーってどこなんだ?

空港職員にロビーの位置を確認するが、わからない(そりゃそーだわな。そんなものないもの)関空の中を、上へ下へと走り回っていたところ、集合時間直前に走ってくるYの姿を見つけた。

なんと寝坊して電車に乗り遅れたため京都からタクシーで来たという!(ちなみに25千円程度かかったらしい) 

Mのことを訪ねたところ、幸いにも彼には正確な情報が伝わっていて「JR改札にいる」ということがようやくわかった。ツアーの受付をYに任せ、改札にいったところ所在なげに座っているMの姿を発見。

M曰く「旅行キャンセルかと思った...」

どーも、出発間際のトラブルが多い。なにか悪いことをしたのだろうか?

なんとかチェックインもすませ、機上の人なったのだが、飛行機が動きださない。10分・20分・30分。なんなんだ?

結局他のツアー客であるおばさんが、空港内の免税店に入り込んでおり、乗り遅れたからだということが判明。それから数分してそのおばさんは、堂々と搭乗してきた。はあ...

その後、離陸ラッシュに巻き込まれて出発はさらに遅れ、2時間あまりたってからようやく香港へ向けて出発した。おかげで初日の予定は大幅にくるってしまったい。

香港に着いた我々を待っていたガイドは、昨年のガイドと異なり完璧な日本語を話してくれた。しかもオプショナルツアーを押し売りしない。ということで、このガイドさんとはホテルまでと最終日のホテルから空港まで以外ではお世話にならなかった。

ホテル(今回はシェラトンホテルだ。それでも昨年より5万円以上安くなっていた)についた我々は「眠い」というYを残してMと二人でホテル周りの散歩へと出かけた。

一年ぶりにみる香港は、そんなに変わったように見えない。相変わらず建築中のビルばかりで、人も大量にうろうろしている。いったいどこにこれだけの人が住んでいるのか? またいつになったらビルの建築は終わるのか? 疑問の多い街ではある。

街に彷徨い出た我々は「昨年行かなかったところに行こう」と適当にうろついていたのだが、めぼしいものを見つけられないままタイムアップ。5時にはホテルに戻るとYに約束していたのだ。で、ここからホテルまでは...あれ?...で、ここはどこなんだ?...お約束で申し訳ないが、しっかり道に迷ってしまった。しかも大雨が降ってくる。我々はとーぜん傘など持っていない...雨宿りに軒先に逃げ込んだ我々の目の前にあったのは...パンダバスの看板でした...って去年と同じところで迷っているんやんけ! 進歩のない二人...

そんなこんなでホテルに戻るのが遅れた我々を待っていたのは、爆睡中のYであった...