たぬちゃんの香港旅行Vol.1


1993年8月3日

今日は午前中しか時間がない。そこで我々は別行動をとることとしお土産選びに専念することにした。この時は私自身ブランド物に対する興味も知識もまったくなかったので、無難にチョコレートなどでごまかすことにした。
実はウェッジウッドのティーカップだけは欲しかったのだが、日本での価格が分からなかったため高いのか安いのか判断できず購入を見送った。

あっという間に時間が過ぎ、昼過ぎにはJAL702で日本へと向かっていた。帰路は往路のような天候不順もなく予定通り伊丹空港に着陸。通関も問題なく通過でき(私の前で5人連続で荷物チェックが入ったので鍵を開ける準備をしていたら、係員が「そのまま通ってもらっていいです」と声をかけてきた。そんなに貧乏に見えたのだろうか...

今回の香港旅行は「返還前の香港に行ってみよう!」というだけの目的で行ったのだが、思ったよりもエキサイティングな国であった。第一印象はかなり悪かったのであるが、時間がたつにつれその魅力にとりつかれていった。
もう一度行こうという気持ちが湧いてきたのだが、それは翌年に実現することになる。我々にとって「買い物天国」といったことはあまり関係がないのだが、それ以外にもいろいろと楽しい国だったことは間違いがない。なんにせよ「食事がおいしい」というのは一つの利点である。

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