修二会コンサート
奈良市中央体育館:1987年3月14日
第一部 〜さだまさしコンサート〜 1.君のふるさと 第二部 〜鼎談〜 |
第三部 〜さだまさし・服部克久ジョイント〜 1.道化師のソネット EC1.長崎小夜曲 |
<たぬちゃんの記憶>
前年の京都会館でのコンサート以来、二回目のコンサートでした。
中央体育館の場所を事前に調べようと思ったのですが、まったく情報がなくとりあえ
ず近鉄奈良駅まで行ってみると、すでに一方向(それも興福寺などとは逆方向)に歩
く集団が出来ていました。おかげで迷うことなく会場前に到着。当日は自由席となっ
ていたため並んだ順に入場させるということでした。私が着いたときには、すでにか
なりの人が並んでいる状況でしたし、コンサート慣れもしていなかったので、最初か
ら二階席を目指したはずです(イマイチ記憶が...)
入場待ちをしている時に、スタッフがコンピュータ発券(ぴあやセゾン)のチケット
を印刷されたチケットに交換してくれました。シボがついた和紙のような手触りのチ
ケットで、東大寺管長の「さだまさしうたう おたいまつもえる」という筆書きの文
字が印刷されたものでした。
会場は学校の体育館のようなところで、窓には暗幕が張られています。が、光が結構
差し込んでいました。(そうなんですよねえ、午後2時頃の開演だったように記憶し
ています。終演後、日のあるうちに近鉄に乗り込んだはず)
オープニングは「出囃子」こと「君のふるさと」。今こうしてセットリストをみると
なかなか渋い曲が続いております。特に「Best for
You」をコンサートで聴けたのっ
てこの時だけのような気がします。
第二部っていうか...当時は二部構成のコンサートが普通だったので、この鼎談の
後、トイレ休憩があるはずでした。が、さださんは当然のこと、北河原管長もしゃべ
る、しゃべるということで、休憩時間がなくなり、そのまま服部克久さんも交えての
鼎談となりました。このとき修二会についての説明をお聞きしたんですが、修行僧の
着物が紙で出来ていること、なぜ女人禁制なのか(男は誘惑に弱いから)というお話
が印象に残っております。
第三部は弦の入ったコンサート。「春雷」「主人公」と大盛り上がり。一階席はオー
ルスタンディングになったまま、アンコールの「長崎小夜曲」に。さらにヒートアッ
プ。「まほろば」で興奮は最高潮!って感じでした。
体育館ですし、音もよくなかったと思います。でもすごく盛り上がったという記憶が
残っています。
(by たぬちゃん)