母をたたえるコンサート
大阪城ホール
2005年 5月 8日(日)
開演:午後5時10分
終演:午後8時50分
<曲目>
<さだまさし> 1.主人公 <渡辺俊幸> 1.利家とまつ <チキンガーリックステーキ> 1.春 2.道化師のソネット 3.キュピー3分クッキングのテーマ 4.両手ひろげて 5.春雷 6.心と心 <佐田玲子> 1.好いと 2.君に幸あれ 3.感謝状 4.たいせつなひと <夏川りみ> 1.涙そうそう 2.ココロツタエ 3.忘れてはいけないもの <チェリッシュ> 1.ペパーミントキャンディ 2.ヒットメドレー 若草の髪飾り〜ふたりの急行列車 〜ひまわりの小道〜恋の風車 3.てんとう虫のサンバ 4.白いギター |
<さだまさし> 2.無縁坂 3.案山子 4.関白宣言 5.北の国から(with合唱団) 6.秋桜(with合唱団) 7.ふたつならんだ星 8.療養所 9.まほろば 10.青の季節 11.遙かなるクリスマス EC.落日
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司会:村西利恵(関西テレビ)
<メンバー>
さだまさし:
ギター 石川鷹彦/ベース 岡沢 章/パーカッション 川瀬正人
マリンバ・パーカッション 宅間久善/ピアノ 倉田信雄
大阪センチュリー交響楽団/ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
関西2府4県所属ママさんコーラス(1200名)
指揮 渡辺俊幸
<たぬちゃんの感想>
私にとっては、久しぶりとなる大阪城ホールでの「さだまさしコンサート」
前回は「愛は地球を救う」内の企画コンサートでしたが、今回は「母をたたえる
コンサート」という企画コンサートです。だからという訳ではないでしょうが、
ゲスト参加形式のコンサートでした。チケットを購入した「1月1日」の時点で
は、佐田玲子・チキガリだけが明記されていました。当日座席においてあったパ
ンフレットには、チェリッシュも記載されていました。で、シークレットゲスト
として夏川りみさんが登場されました。
関西テレビのアナウンサーの前説によって始まったコンサート。オープニングの
「主人公」でさださん、歌い出しをミスったような...それ以上に席の位置が
悪いためか(上手端)、すごく音が悪く感じます。安物のプレーヤーで聴いてい
るような...やはり大阪城ホールの音響はよくないようですね。それにお客さ
んが1万3千人も入っているから、余計残響がなくなっているのかも...
さださんは、コンサートの趣旨「母をたたえよう」を説明した後、すぐに舞台袖
に引っ込み、ゲスト用ステージ変更の時に、村西アナと二人で舞台下手にて紹介
トークをするというパターンでした。チェリッシュの紹介が一番面白かったとい
うか、松崎さんもたいがい面白い方で、まるで漫才のような掛け合いが楽しかっ
たです。コーナー終了後にさださんが「松崎君の役目がわかりました。司会だっ
たんだ!」って、ひどい話ですよねえ。でもチェリッシュのお二人は、さすがの
キャリアで短い時間にも関わらず(それも自分のファンが集まっているコンサー
トでもないのに)観客を「チェリッシュの世界」に引き込まれていました。
夏川りみさんも、透き通った高音に心癒されます。ほんわかした沖縄弁でのMCも
非常にうまく「あ、この人もコンサートで、育ったアーティストなんだ」という
のがよくわかりました。
さださんのコーナーで圧巻なのは「療養所」「まほろば」「青の季節」と続くと
ころ。フルオーケストラをバックにした、さださんの絶唱は本当にすごい。
今回のコンサート趣旨は「母をたたえる」ということで、各アーティストの曲目
には「母」を題材にした曲が多々ありました。ということは「泣ける」歌も多い
コンサートいうことです。私自身にも「感謝状」「遙かなるクリスマス」「落日」
は危険な曲ですし「療養所」は「泣け!」と言わているような曲です。やっぱり
やられました。特に「療養所」はダメ。CDで聴いていてもダメなのに、生で聴く
と...なぜか母方の祖母を想い出すのです。最期は寝たきりに近い状態での入
院だったから「夜中に僕の毛布直すこと」は出来なかった(足が動かなかった)
はずなんですが、なぜか毛布を直してあげる祖母の顔が浮かんできて...
当日は私なりの親孝行。母親と叔母を招待しました。コンサート前に食事をとる
ことが出来なかったので、終了後おなかがすごくすくと危惧していたのですが、
私も含め、さださんの「愛」でおなかがいっぱいになったようです。
ありがとうございました
(by たぬちゃん)